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(映画)レヴェナント:蘇えりし者

THE REVENANT * レヴェナント:蘇えりし者 *

2015年 / 米、
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
CAST:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン
    ウィル・ポールター、フォレスト・グッドラック

第88回アカデミー賞  主演男優賞:レオナルド・ディカプリオ
           監督賞:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
           撮影賞:エマニュエル・ルベッキ

<STORY>
1823年、西部開拓時代のアメリカ北西部。極寒の荒野の中、狩猟をして毛皮を採取するハンターチームはネイティブアメリカンの一団に襲われ多大な犠牲にあいながら命からがら船で川を下る。チームのひとり、ヒュー・グラスはネイティブアメリカンの妻との間にできた息子、ホークとともにガイドとして同行していた。現地に詳しいグラスの意見で、一行は船を捨て山越えルートを選び、森で野営する。その翌早朝、グラスは見回り中に子連れの母熊に襲われ、瀕死の重傷を負う。一行は、急ごしらえの担架でグラスを運びながら山越えしようとするが、その道は険しく、担架を担いで進むことは不可能と判断。グラスが瀕死でもあることから、隊長のアンドリューは、死ぬまで見届け、埋葬してくれる者を募り、息子のホークとブリッジャーが残ることになるが、若い二人だけでは危険だと判断、フィッツジェラルドに多額の報奨金を渡す条件でカレも残ることに。しかし、フィッツジェラルドは元々グラスが気に入らない上、早く隊と合流したい理由から、グラスに「息子のためだから死ぬことに納得しろ」と迫り、グラスの同意を得て窒息死させているところをグラスの息子ホークに見つけられ、騒ぎ立てられたことで揉めて結果ナイフでホークを刺し殺してしまう。その一部始終を見ていたグラスは、息子を殺した怒りを爆発させるが、グラスは重傷で全く動くこともできない上、話すこともできないままだった。翌朝、フィッツジェラルドは、ブリッジャーを騙し、まだ生きているグラスを土に埋め、その場を離れる。しかし、グラスは奇跡的に一命をとりとめ、折れた足を引きずり這いながら息子の敵を討つべく、フィッツジェラルドを追いはじめる。

<感想> 評価 ★3.5
久しぶりに映画館で観ました。
この作品を映画館で観ようと思った理由はいくつかあります。
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の映画が好きで、カレの監督作品はほぼ観ていますし、2年連続でアカデミー賞監督賞を受賞すると言うアンビリーバブルなことを成したカレの作品を映画館で鑑賞したいと思いました。(監督についてのコラムはこちら
また、主演を務めたディカプリオが念願のオスカーをこの作品で手にしたことも理由のひとつです。私は以前から、いつの日かレオがオスカーを獲るだろうと思っていたので、主演男優獲得はうれしかったです。
映像の素晴らしさはウワサどおりでした。これは映画館じゃないと体感できないと思います。
VFX技術を使ったレオ演じるグラスが母熊に襲われるシーンは、あまりのリアルさに息を呑むほどの迫力でした。イヤ~、CGとは思えなかったです。
また、VFXだけじゃなく、カナダ、アルゼンチンの大自然の雄大さや自然の過酷も存分に体感することができます。
圧倒的な自然に圧倒されました。
カメラワークも独特で、喉元を切られ、空気が漏れることから飲み食いが困難になり、声もでなくなったグラスの感情を表現するのは、顔や目の表情です。そのためか、顔面アップの映像も多様されていたような記憶です。
映画音楽は、坂本龍一氏が担当。映像に合っていたし、脳に記憶されるような音楽でした。
約3時間の映画。リベンジもののStoryなので暗く、重く、過酷な内容ですが、一度も飽きることがありませんでした。
オスカーを獲ったレオばかりが注目されますが、敵対するフィッツジェラルド役のトム・ハーディの存在なくしては、この映画はなかったと思います。
私は、人間の価値は相手を赦せるかどうかではないかと思うところがあるので、息子を殺された敵を討つためだけに生き、フィッツジェラルドを追うグラスの執念を、ただ観ているだけになってしまいましたが、瀕死の重傷を負い、仲間に見捨てられ、過酷な自然の中で生き延びるためには、<執念>こそが支えだったとも言えると思います。
実話に基づく映画だそうです。
タイタニック」や「ロミオ+ジュリエット」で観てきたあの美しい青年レオは、今や充実した素晴らしい俳優になりました。
この作品でオスカーが獲れなかったら、何で獲得できようかと言うほど、レオは素晴らしかったです。



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author: nagi
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(映画)ロンドン・リバー

LONDON RIVER *ロンドン・リバー*

2009年 / アルジェリア、仏、英
監督:ラシッド・ブシャール
CAST:ブレンダ・ブレシン、ソティギ・クヤテ
※ ベルリン国際映画祭 銀熊賞

<STORY>
2005年7月7日、ロンドンで同時爆破テロ事件が発生。親元を離れてロンドンの大学に通う娘と連絡が取れなくなった母親のエリザベスは、娘の安否が気がかりでロンドンに上京し、娘捜しを始める。やがて彼女は、やはりテロ事件後、消息不明となった息子を捜してフランスから同地にやって来たウスマンと出会う。彼らの子どもたちが恋人同士であることを知って、2人の間の距離はぐっと縮まり、互いに協力し合うようになるが…。

<感想> 評価 ★3.5
ロンドン市民がけして忘れられない出来事、2005年7月7日ロンドン同時爆破テロ事件。
この映画は、そのテロ事件をベースに連絡が取れなくなった娘を探す母、同じく連絡が途絶えた息子を探す父を描いています。人種も、宗教も違うこの母親と父親は、ふたりの子どもが接点を持っていたことで、関わることになっていきます。
ジェーンの母親:エリザベスは、ガーンジー島に住み、農業をないわいとしている田舎の母親。夫をフォークランド紛争で失い、女手ひとつで娘を育て上げたカトリック信者。
彼女なりのものさしで、ジェーン(娘)を信じていたのだが、訪れたロンドンでの娘の日常は、エリザベスの想像を超えるものばかり。アパートは、ムスリム(イスラム教徒)が居住する地区。アラビア語を学び、アフリカ系黒人でムスリムである青年と同棲していたのである。混乱するエリザベス。連絡が取れないままの娘。
一方のアルジェリア人で、家族を残しフランスで出稼ぎをしていた父親ウスマンは、息子と連絡が取れないと心配する故郷の母親の代わりに、ロンドンの大学で学んでいる息子を訪ねる。何を学び、どんな顔で、どこに住んでいるかなど、息子のことを何も知らないウスマン。カレは、ずっと出稼ぎの人生で、息子との関わりがなかったことを今更に悔やんでいた。
そのふたりが出会い、子どもへの愛情、最後には悲しみさえも共有していく−。

昨今、イスラム国なるものが勢力を強め、パリで自爆テロ行為をしたり、ジャーナリストなど多くの一般人を拉致監禁し、殺害している。アメリカでの同時多発テロ、ロンドンの同時爆破テロ・・・あれから10年余の年月が流れても、宗教が絡むテロ事件は終息していないと言うことだ。
無宗教の私。多くの日本人が都合勝手な時でしか宗教と関わっていないため、宗教に生き方を支配されることを深い部分から理解できない。
だけど、映画で描かれていたように、根っこは子どもを心から愛する親。それだけ。
最初は人種の違いや、宗教の違いで漠然とウスマンと娘のカレ、娘のアパートの地域に恐れを感じていたエリザベスだったが、最後に気づく、(同じ子どもを心から愛する親なんだ)と言うことに。
結末が、またツライ。
テロ事件で子どもを失った親はそれでも生きていくしかない。生きることはほんとうに苦しいことだと思う。
生きがいがなければ、ひとは生きていけないよな・・とほんとうに思う。
若くして死んでしまうこともつらいけれど、残される方もきつい。

感想をまとめられないけれど、深く印象に残る映画でした。

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author: nagi
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(映画)LUCY

LUCY  *ルーシー*

2014年 / 仏
監督:リュック・ベッソン
CAST:スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン
チェ・ミンシク、

<STORY>
ルーシーは、台北で中国語の勉強をしながら普通に生活していたある日、男友だちから仕事を手伝ってくれと無理矢理頼まれ、ある場所へ頼まれたものを届けた。しかし、そこはマフィアの闇取引場所で、ルーシーは彼らの闇取引を強制的にさせられることに。下腹部に新種のドラッグの入った袋を埋めこまれ、運び屋にされてしまう。しかし、下腹部を強打したことでドラッグが体内に漏れ出れだし、ルーシーはその新種のドラッグのせいで、脳が突如覚醒し始める。

<感想> 評価 ★2.5
ひっさびさのリュック・ベッソン作品。脚本までカレです。
ん〜・・・私がベッソン監督と合わないんでしょう・・全然面白くなかった。
ベッソン作品の雰囲気は随所にあったけれど(カーチェイスシーンなど)脚本がちょっとハチャメチャ?です。
だいたい、人間の脳は10%しか使わずに生きてる・・はウソだそう。私ももう少し使って生きてる気がするし(笑)
ベッソンの言うところの機能を生かし切れてない脳を覚醒させるのが、新種のドラッグってのも哀しすぎる(涙)
で、覚醒したらしたで、ルーシーは完全に異次元に生きる人物に変化してしまう。
発想は面白いけど、ドラッグで覚醒した脳を持つとSFの世界観になるのはぶっ飛びすぎてる展開なゆえ、なんとな〜く流して見るしてしまいました。(気持ちがついてかないモンで)
でもこの映画で良かったところは、言語を英語に統一していないところ。韓国の怪優:チェ・ミンシク、さすがの凄み。カレが出ると映画が締まります。チェ・ミンシクが登場する冒頭のシーン・・・好きだなぁ〜
スカーレット・ヨハンソン。彼女はいろんな種類の映画に主演として出演。演技も上手い方だし、美人だし、いい女優だと思うんだけれど、私には芋っぽい美人としか思えないんだよなぁ(嫉妬じゃないよ、笑)

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author: nagi
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ル・コルビュジエの家

EL HOMBER DE ALLADO / THE MAN NEXT DOOR
 *ル・コルビュジエの家*


2009年 / アルゼンチン
監督:ガストン・ドゥプラット、マリアノ・コーン
CAST:ラファエル・スプレゲルブルト、ダニエル・アラオス
    エラヘニア・アロンソ、イネス・ブッダン

<STORY>
インダストリアル・デザイナーとして、一躍有名になったレオナルドは、ヨガ講師の妻アナと一人娘ロラと共に、20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジエが設計したラテンアメリカ大陸唯一の自宅に引っ越してきた。いわゆる勝ち組のレオナルドにある朝、日常を狂わせるような音が鳴り響く。それは隣人ビクトルが、レオナルドの家を覗くかのように、ビクトルの家の壁に大きな穴を開けている音だった。何をしているのだとの問いかけにビクトルは、「太陽の光がちょっとほしいだけだ」とドスが効いた声で凄むように答えた。この日から「窓」を巡ってレオナルドとビクトルの静かな争いが始まった。

<感想> 評価 ★3
アルゼンチン映画にややハマり中。
ここのところ何作かアルゼンチン映画を観て、日本的なところが多いなと思っています。映像、カット割り、間の生かし方などアメリカ映画より日本映画に近いものを感じます。
本作はプロットに魅力を感じる作品でした。
アルゼンチンのラプラタに実際にある20世紀を代表する世界的に有名な建築家、ル・コルビュジエの建築した「クルチェット邸」(1955年/南アメリカ大陸唯一設計した住宅だそう)が舞台。ほぼこの家だけで話が展開されます。
とってもモダンなその家はベランダも広くて美しく、まさにデザイナーとして一躍有名になったレオナルドのステータスの証。
満足して生活していたある日、隣人ビクトルがレオナルドの家の中をガッツリ覗ける位置に窓を作り始めたことでレオナルドが精神的に追い詰められる、脅かされる展開です。
隣人:ビクトルは強面、ドスの効いた声の持ち主。その雰囲気だけで(怖い、粗雑なひと、迷惑ものか?)と本能が感じてしまう相手の上、”部屋に明かり取りの窓が欲しい”と言うのが理由なのだが、ナゼ今、レオナルド家に向けて作るのかがナゾ。
レオナルドが窓を作らないように譲歩してくれといろんな提案をするけれど、ビクトルは思うほどにゴネず、わかったと言うクセに全然それを実行せず、マイペース。
ビクトルの持つビミョーな雰囲気に翻弄されるところがおもしろかったです。
結局、ビクトルとは何者だったのか?これは映画を見終わった今もハッキリわからないけれど、見た目で判断しちゃイケナイって気もしてくる。
ラストシーンは印象深い終わり方でした。

私としては観て良かったなと思う1作でした

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author: nagi
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日

Life Of Pi *ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日* 

2012年 / アメリカ
監督:アン・リー
CAST:スラージ・ジャルマ、イルファン・カーン、タブー
     レイフ・スポール、ジェラール・ドパルデュー
第85回アカデミー賞 監督賞受賞

<STORY>
1976年、インドで動物園を経営するパイの一家はカナダへ移住するため船に乗り込む。しかし、太平洋上で難破し、遭難してしまう。家族の中で唯一生き残ったパイが命からがら乗り込んだ小さな救命ボートには、シマウマ、ハイエナ、オランウータン、ベンガルトラが乗っていた。ほどなくシマウマたちが死んでいき、ボートにはパイとベンガルトラだけが残る。残り少ない非常食、肉親を失った絶望的な状況に加え、猛獣も空腹となっていく。

<感想> 評価 ★3
海で遭難し、必死で乗り込んだ救命ボート。パイ少年の過酷な漂流の日々。次々と死んで行く動物たち。最後に生き残ったのは、パイ少年とトラだった。漂流生活の中で、パイと猛獣が心を通わす感動作?・・・予告CMでそう思い込み、予備知識ゼロで観たら・・・イヤイヤ(^_^;全く違いました。ただひたすら漂流の極限状態を見せられる作品で、ファンタジー感ゼロ。これは良い意味で騙された作品です。
すごいなと思うのはStoryの8割がパイとリチャード・パーカーと言う名のトラのみ。当然、コレと言った会話もない。だけど、飽きない。それはナゼだろう?過酷な環境を見せられるからかな?
トラはあくまでも猛獣で、生きるためにただ水と食料を求めるだけ。パイに対して従順じゃないため同じ救命ボートにいることができない。よってパイは、余り板で”いかだ”を作り、それを救命ボートにくくりつけて浮かしてその上で日々を送る。そんな時、トビウオを見つけてトラが海に落ちる。躊躇もあったがパイはトラを助ける。そして救命ボートをトラに与え、自分は”いかだ”生活を続ける。不思議に思うシーンなのだけど、最初からStoryを観ていたら、その行動の意味がなんとなくわかる気が・・・。大きな海原の中に遭難状態で、大波にもまれ、悪天候や厳しすぎる日差しにさらされながらも生きようとするのは、トラが生きようとする姿を見ることであったり、トラとの緊張感であったり、一種の共有感なのかも知れないと。
85回アカデミー4部門で(監督賞・脚本賞・作曲賞・視覚効果賞)受賞したのもわかります。
ほんとうは、宗教観なども表現しているのかも知れないけれど、私が感じたのは先の述べたもの。
映画と言うのは見るひとの感情や人種によるんじゃないかと思わせる1作でした。

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author: nagi
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るろうに剣心

るろうに剣心

2012年 / 日本
監督:大友啓史
CAST :佐藤健、武井咲、吉川晃司、蒼井優、青木崇高、
     綾野剛、須藤元気、田中偉登、奥田瑛二、江口洋介、香川照之

<STORY>
明治11年。東京では、人斬り抜刀斎を名乗る男が誰かれ構わず斬りつける事件が発生していた。亡父から継承した神谷道場を切り盛りする神谷薫が無謀にも男に立ち向かおうとしているところを、通りすがりの男が助ける。その人こそ、幕末には反幕府軍の暗殺者として活躍した”人斬り抜刀斎”本人だった。今は緋村剣心と名乗り、斬れない刀=逆刃刀を携え流浪の旅をしながら、どんな悪人でも決して命を奪わない不殺の誓いに従いながら人助けをしている。偽者の人斬り抜刀斎の正体は、実業家の武田観柳に用心棒として雇われた鵜堂刃衛だった。世界支配を目論む観柳は女医の高荷恵に阿片を作らせ、それを元手に得た莫大な金で武器を買い漁っていた。元・新選組で今は警官を務める斎藤一が観柳の目論みに気付くものの、観柳が握る絶大な権力を前になかなか手出しができない。観柳は手始めに神谷道場一帯を手に入れるべく、市井の人々を殺そうとする。神谷道場に身を寄せる剣心は苦しむ人々を見て、打倒観柳を決意。250人もの護衛をつける観柳に、剣心は喧嘩屋の相楽左之助とともに立ち向かっていく……。

<感想> 評価 ★4
邦画が苦手と言い続けてます。本作も家族が見たいと希望しなければレンタルしなかったでしょう。だいたい、コミックの映画化ってヤツが好きじゃないんです。そんなマイナス要素だらけのこの映画を鑑賞するに至った理由。それは、佐藤健が剣心を演じているから。
2013年1月〜3月に放映されたTBSドラマ「とんび」が想像以上に良く、俳優の佐藤健をキチンと観たのが「とんび」で、これまた想像以上にカレの演技が良かった記憶。
そんなワケで、せっかくレンタルしたんだし、チラッと観ておもしろくなかったら返却しようと思い軽く見始めたのに、冒頭からのスピード感と、佐藤健の謎めいた剣心に引き込まれ、最後まで観た上に、(ん〜、この勢いで★4にしよう!)と思ったワケです。
過去観た邦画よりもスピード感があり、本作なら海外でも評価を受けることができるんじゃないかと思います。
とにかく殺陣のシーンがカッコイイです。昔からの時代劇の殺陣も踏まえつつ、新しい要素も取り入れた殺陣が想像した以上におもしろかったです。
きっとCGも使っているのだろうけれど、それが殺陣と繋げても違和感がなく、剣心の魅力をより引き立てていたと思います。

Storyは、週刊少年ジャンプで連載された和月伸宏氏のコミック「るろうに剣心」がベースで、劇場版として脚本されていて、コミックもアニメも知らない私でも楽しめました。きっとコミックでは、それぞれのキャラクターを詳細に描き、Storyに厚みを感じさせるようにしてあるのでしょうけれど、映画では数人に絞っての脚本になっていました。
コミックを知らない私としては、ぶっちゃけ剣心がナゼ、人斬り抜刀斎と呼ばれる存在から、どんな悪人でも決して命を奪わない不殺の誓いを立てるに至ったかがわかれば十分ですもんね。もっと知りたきゃコミックを読めと言うことで良いでしょう。
この映画をおもしろいと思えたのは、キャスティングが良かったと思います。
何よりも佐藤健。優男タイプで強そうに見えないカレが、殺陣のシーンになると素早く、トリッキーな動きで躍動する落差。口調もそうで、ふわりとしたゆるい口調の「〜でござるよ」を聞いた時は(原作がコミックだもんな)と思い、「とんび」の時もあの話口調に慣れなかったんだよなーって思って観ていると、物語が進むうちに、暗く沈んだ声音で話す時や、どこから声が出てんだ?と思うような太い声音で話すシーンがあったり、声音で感情の緩急を表現しているようで、そこが剣心の魅力を増しているように思いました。
悪役の香川照之も”THE 香川照之”の世界観!今の日本の俳優の中で、魅力のある悪役を演じれる俳優はカレだけでしょう。
吉川晃司の偽抜刀斎もなかなか良かったです。もう少し不気味だったらもっと良かったかなとは思うけれど。あ、須藤元気はいらなかったんじゃない?(笑)
そんなワケで今後の佐藤健の俳優としての成長を楽しみにしつつ、剣心の口グセで「おなかが空いたでござる」と言ってしまいそうなほど楽しんだ私なのでした〜。

author: nagi
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私が、生きる肌

LA PIEL QUE HABITO / THE SKIN I LIVE IN
 *私が、生きる肌*
 

2011年 / スペイン
監督:ペドロ・アルモドヴァル
CAST:アントニオ・バンデラス、エレナ・アナヤ
     マリサ・バレデス、ジャン・コルネット、
     ロベルト・アラモ、スシ・サンチェス

<STORY>
トレドの大邸宅に暮らすロベル・レガルは、最先端のバイオ・テクノロジーを駆使した人工皮膚開発の権威としても知られている世界的な形成外科医。そんな彼の屋敷の一室には、特殊なボディ・ストッキングをまとった美女ベラが幽閉されていた。彼女はロベルの妻ガルに瓜二つ。しかし、実際のガルは12年前に交通事故で全身に火傷を負い、非業の死を遂げていた。以来、愛する妻を救えたであろう“完璧な肌”を創り出すことに執着していくロベルだったが…。

<感想> 評価 ★3.5
スペイン映画が好き! アルモドヴァル監督作品も好き!
・・・とくれば観なければ!と使命感にも似た気持ちになってしまいます(笑)
私のアルモドヴァル作品のベストは「ボルベール」と「オール・アバウト・マイ・マザー」。
この作品は「トーク・トゥ・ハー」系と言う。ん〜ビミョーと思いつつ見始めたけど、前半1/3も観ない内に作品の世界にどっぷり。
人工皮膚の世界的権威であるバンデラス演じる謎めいている医師:ロベル。どうやらカレの邸宅には、軟禁状態の美女がいる様子。彼女は誰なのか?ナゼ、全身タイツ姿なのか?そして、初老のメイドはただのメイドでない雰囲気。ロベルとどんな関係なのか?
ミステリー要素がいくつもあって引き込まれます。
そうこうしている内に、セクシャルなシーン登場!スペイン的!
ココからガラッと展開!
ロベルの過去、美女の謎が明らかになるごとに、どんどん引き込まれます。
イヤ〜まさかまさかの展開です。
この感じ、「オープン・ユア・アイズ」と言い、スペイン映画って独特。またその独特な世界観が私をより虜にします。

映画のコピー「天才医師の狂気の愛」納得!
アントニオ・バンデラスはアルモドヴァル作品久々復帰の作品だそう。
それも話題のひとつですね。
これは奇想天外いや、狂気の展開を知らずして観るべき作品でしょう。知っちゃったらおもしろさ半減です。よって観ていない方はココまで。
どうぞ、観てください。きっと(おぉ!)って声が出ますから。
そして、観たらぜひコメントくださいね!


以下  ネタバレ 

正直、謎の美女の正体がわかってからは、彼女がこの状態に納得しているのか、いつか脱出しようとしているのかの心理戦がおもしろかったです。
ラスト、彼女はこれからどうするんでしょうか・・・・気になります。

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author: nagi
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レ・ミゼラブル

Les Miserables *レ・ミゼラブル* 

2012年 / 米・
監督:トム・クーパー
CAST:ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、
     ラッセル・クロウ、ヘレナ・ボナム=カーター、
     エディ・レッドメイン、サシャ・バロン・コーエン、サマンサ・バークス
     アーロン・トヴェイト

les_misera.jpg<STORY>
ジャン・バルジャンはパンを盗んだ罪で19年間服役後仮出獄するが、格差と貧困にあえぐフランスで仮出獄中の彼に仕事はなく、寒さと空腹で死んでしまいそうだった彼を司教が慈悲の愛で助けた。しかし、バルジャンはその慈悲深い愛にさえもあざむき、教会の銀食器を盗み出す。ほどなくして捕まった彼に司教は「それは彼にあげたものです」と再び慈悲をお与えになる。司教の深い慈悲に触れた彼は、身も心も生まれ変わろうと決意、過去を捨て消える・・・。それから8年後、マドレーヌと名前を変え、工場主として成功を収め、市長の地位に上り詰めたバルジャンだったが、警官のジャベールが、マドレーヌ市長をバルジャンではないかと疑いはじめ、執拗に追いかけはじめる。そんな中、以前バルジャンの工場で働いていたが解雇され、子どもを養うために娼婦となり身をやつしたフォンテーヌと出会う。しかし病に冒されたフォンテーヌは死の間際にバルジャンに娘:コゼットの未来を託くす。そんな時、とうとうマドレーヌ市長がバルジャンだったことが明らかになる時が来てしまう。ジャベールの追跡をかわしてパリへ逃亡。コゼットに限りない愛を注ぎ、父親として美しい娘に育てあげる。だが、パリの下町で革命を志す学生たちが蜂起する事件が勃発、バルジャンやコゼットも次第に激動の波に呑まれていくのだった……。

<感想> 評価 ★5
観ている間も、見終わった直後も、そして時間が経った今でさえも余韻が醒めやらない。
本当にすばらしいミュージカル映画でした。

ヴィクトル・ユゴー原作「レ・ミゼラブル」は、1985年にミュージカルとしてロンドンで初演されて以来、全世界で上演され続けているミュージカルの金字塔作品です。
それを裏切らないミュージカル映画になっていました。

囚人として生きた男:ジャンバル・ジャンの生涯を中心に彼が関わる人々、彼を追い続ける警部:ジャベール、そして格差と貧困にあえぐ民衆が自由と希望を求めて立ち上がろうとしていた19世紀のパリを舞台に壮大に描かれています。
制作陣がこだわったとされるのが、すべての歌を実際に歌いながら生で収録する撮影方法。
その手法がすばらしく、歌唱シーンでは、CASTの感情がそのまま伝わり、生のミュージカルを観ている錯覚を起こすほどの臨場感。すばらしいです。

時間が経過した今は時代背景もあるのでしょうか?自由と希望を手に入れるために革命を志す学生たちが蜂起する暴動の熱さ。彼らの情熱と革命のために散ることとなる命の重みを思うだけで苦しくなるほどです。
「民衆の歌」で表現される革命のシーンは心が揺さぶられました。

ほかの曲も逸品ばかりです。
スーザン・ボイルが歌ったことで有名となった「夢やぶれて」をアン・ハサウェイが熱唱します。こんな深い歌声がアン・ハサウェイから聞けるとは思ってもいなかったので、感動でした。
バルジャン役のヒュー・ジャックマンも、すばらしい歌声で深みがありました。
また、バルジャンを追い続けるジャベール役のラッセル・クロウ。彼の歌声も想像以上でした。
ジャベールと言うと悪者のように思われがちですが、そうではなく、「正義を貫く」ことを自分の誇りとしている故に、苦しむと言う表現がされていて良かったです。
マリウスを密かに愛するエポニーヌ。心の孤独とせつなさを歌いあげる「オン・マイ・オウン(On My Own)」は絶品でした。
書き綴ったらキリがないほどです。
よって個人的意見ですが、
エポニーヌ役のサマンサ・バークス、彼女の歌声に感動しました。
そしてアンジョルラス役のアーロン・トヴェイト!良かったです。
このようにメインキャスト以外もすばらしかった故に、この映画が重厚感のある見応えのある作品になったのでしょう。

ミュージカルだからとか、むずかしそうだとか言わずにぜひ観てほしいです。
この作品の映画コピーがこれですが、まさしくこれが1番私も伝えたいことです。


生きるのが難しい時代だからこそ輝きを増す人と人の絆。誰かのために生きることの尊さ。困難に立ち向かっていく勇気と、希望を持つことの大切さ。それらを高らかに謳いあげた『レ・ミゼラブル』― いまの私たちが心から欲し、共感できる映画がここにある。

哀しみの中を生き抜いた彼らは、
希望を胸に明日へと進む


author: nagi
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ラースと、その彼女

LARS AND THE GIRL *ラースと、その彼女* 

2008年 / 米
監督:クレイグ・ギレスピー
CAST:ライアン・ゴズリング、エミリー・モーティマー、
    ポール・シュナイダー、パトリシア・クラークソン
    ケリ・ガーナー

<STORY>
アメリカ中西部の小さな田舎町。ラースは、人々から“ミスター・サンシャイン”と呼ばれる心優しい青年。彼は兄のガスと義姉カリンの家の敷地ガレージでひとり暮らしをしていた。過去の体験からか、人とのかかわりを避けるようになったラースの日々の暮らしは、週一回の教会への参列と会社での同僚とのおしゃべりぐらい。そんなある日、ラースが“彼女を家に招待した”と兄夫婦のもとを訪れる。内気な弟に恋人ができた、と喜んだのも束の間、現れたのはインターネットで購入した等身大のリアルドール。しかし、ラースはその人形を“ビアンカ”と呼び、“彼女”の生い立ちや性格を楽しそうに説明する。弟が完全に正気を失ったと唖然とするガス。カリンはどうしたものかと、医師のダグマーに相談を持ちかけるが、医師は周りの人々がそれを受け止めてて受け入れてあげることが問題解決になるのではないかと助言する。ガスとカリンはラースのために、街の人々にビアンカを受け入れるよう理解を求め、戸惑いを見せながらも町の人々もビアンカの存在を認めていく。

<感想> 評価 ★4
リアルファンタジーと言う感じ。期待していた以上の映画だったので、今、とても心が満たされた気分です。ライアン・ゴズリングをそれほど好きじゃないなんて言いながら、最近カレの作品ばかり観てしまうのは、どの作品にも違うゴズリングが存在し、どの作品も高いクオリティーだから。本作のゴズリングも素晴らしかったです。
過去に観た「ドライヴ」とも「ラブ・アゲイン」とも「ブルー・バレンタイン」ともまったく違うゴズリング。カレの魅力は計り知れない。ラース役は、ゴズリングが演じたからこそ魅力が増し、作品全体に温かで柔らかで繊細な空気を作ることが出来たと思います。

孤独の中に暮らし、自らも孤独の中に生きようとするラース。心優しく気遣いのできるラースを「Mr.サンシャイン」と町の人は呼ぶほどカレは愛されているのだけれど、過去の何かがカレを”孤独の世界”に引き入れて離そうとしない現状。皆はラースを何とかしてあげたいと思い、何だかんだ世話を焼くのだけれど、その思いが理解できるのに応え方がわからなくてまたそれで距離感を作ってしまうと言う悪循環。そしてあるキッカケで自分の世界を作り上げてしまいます。それがリアルドール:ビアンカを恋人にしたこと。リアルドールの恋人を見て兄夫婦をはじめ町の教会の人々は「とうとうラースが精神を病んだ」と心配し、悩みますが、結論ビアンカを受け入れます。バカにしたり冷やかしたりするひとがいない町。温かな空気。それもこれもラースが今まで町の人々にしてきたことと同じなのだろうことがわかります。
映画の中で、ラースの心を覆っている不安の原因がいくつかわかります。それはどれも理解できること。映画を観ながらそれがわかっていく構成が好きです。
温かな人々、兄夫婦に囲まれてラースは自身で再生していきます。その過程が良かったです。とにかく温かな素晴らしい映画でした。
こんなにこの作品が好きになるとは思わなかった私です。
ゴズリング、これからもカレの作品を楽しみにしたいと思います。
author: nagi
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ラヴ&ドラッグ

LOVE & OTHER Drugs     *ラヴ&ドラッグ*

2010年 / 米
監督:エドワード・ズウィック
CAST:ジェイク・ギレンホール、アン・ハサウェイ
    オリヴァー・ブラッド

<STORY>
自他とも認めるチャラ男のジェイミー。女性問題で解雇されたカレの新しい仕事はMR(医薬情報担当者)。世界最大の製薬会社・ファイザー製薬のMRとして配属されたオクラホマで、医師に媚びを売り、病院の受付嬢を誘惑して便宜を図ってもらって日夜奮闘する。そんなある日、若くて美しいパーキンソン病患者のマギーと出会う。いつものノリで軽く遊ぶつもりのジェイミーだったが、徐々にマギー惹かれていく。しかし、マギーは難病である自分は誰も本気で愛さないと言い放つ。その頃、夢の新薬・バイアグラが開発され、上司に熱望した結果、バイアグラの販売許可担当に。カレは精力的にバイアグラを売りさばき、遂に優秀なセールスマンとなる。マギーとも良い関係を続けていたが、確実にマギーの症状は進んでおり、マギーも苛立ちを隠せなくなりケンカをするようになる・・・。

<感想> 評価 ★3
'90年代の医薬品業界を描いたノンフィクション。ジェイミー・レイディ原作『涙と笑いの奮闘記 全米セールスNo.1に輝いた〈バイアグラ〉セールスマン』がベースの実話の映画化でした。
ふ〜ん・・。ラブコメかと思っていたので、実話ベースと聞いて少しびっくり。
全体的には、MRとして活躍するジェイミーの話と言うよりも、セフレとして出会ったふたりが真剣な愛へと変わるまでを描いたラブストーリーに受け取れました。
とにかく不必要なほどのセックスシーンが出てくるし、ステキなアン・ハサウェイちゃんは脱ぎまくるし、ジェイク・ギレンホールも鍛えた肉体をさらけまくる。こんなに必要?と言いたい!そりゃキレイで観ていて不愉快じゃないけど・・・ね。
パーキンソン病を抱えるマギーとのラブストーリーをライトに表現したかったからかも知れないけれど、エロティックなシーンの多様は話の焦点をぼかしてるようにも思いました。
と言うワケで、アンとジェイクのファンは必見かも?

author: nagi
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まだ工事中ですが、見切り発車します
よろしくお願いします


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