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(映画) チャーリー・モルデカイ

MORTDECAI *チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密*

2015年 / 米
監督:デヴィッド・コープ
CAST:ジョニー・デップ、グウィネス・パルトロウ、ユアン・マクレガー
     オリビア・マン、ポール・ベタニー

<STORY>
イギリス・オックスフォード。イギリスの貴族で裏社会相手にインチキ美術商を営む、口ヒゲを愛するモルデカイは、イギリス政府に対し、800万ポンドの借金を抱え破産寸前。そんなある日、ゴヤの幻の名画が何者かに盗まれる。犯人は国際テロリストのストラーゴと睨んだ英国諜報機関MI5のアラステア警部補は、美術品の知識があり、裏社会と繋がりのあるモルデカイに絵画の捜索を依頼。意に反してモルデカイはカレの用心棒、不死身のジョックとともに名画を探すハメになる。果たして名画の行方は?

<感想> 評価 ★2.5
観る気はなかったんです。駄作の雰囲気がして仕方なかったので。そりゃジョニデ作品なので観れない作品でないだろうとは思っていましたが、ほんとに、ジョニデがモルデカイを演じていなかったら、完全なる駄作だったでしょう。それぐらい面白くなかった。もちろん、笑いはしましたよ?だけどそれはStoryで笑ったのではなく、単純な笑い。映画としては全く面白くない。
作家キリル・ボンフィリオリの同盟シリーズ小説の一部映画化のようですけど、そんなに面白くない小説なのかな?
この映画の唯一救いは、ポール・ベタニー演じるモルデカイの忠誠なる用心棒ジョック。
ドジなモルデカイに腕や手を撃たれても、すぐ騒動に巻き込まれるモルデカイを絶妙のタイミングで助け出すカッコ良さ。ジョックの存在がなければ、ラストまで観れなかったかも?とさえ思う。

コメディならもっとコメディチックに作れば良かったし、そうじゃないのなら、ユルすぎですわ。
個人的にはボチボチカッコイイ、ジョニデが観たい。
どうも「パイレーツ」シリーズ以降、ジョニデがイマイチ。

JUGEMテーマ:映画レビュー
author: nagi
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(映画)チョコレート・ドーナツ

ANY DAY NOW  *チョコレート・ドーナツ*

2013年 / 米
監督:トラヴィス・ファイン
CAST:アラン・カミング、ギャレット・ディラハント
アイザック・レイヴァ
 
<STORY>
1979年、カリフォルニア。弁護士のポールは戸惑いながらもゲイダンサーのショーパブを訪れ、ダンサーのルディと出会う。ふたりはすぐに惹かれあい、恋に落ちる。そんな時、ルディのアパート隣室に済むダウン症のマルコが部屋にひとり放置されていることに気づいたルディ。マルコを気遣い、面倒をみていたが、マルコの母親が薬物所持で逮捕されたため、結局、マルコは強制的に施設へと連れて行かれてしまう。その翌日の夜、ポールと共に自宅へ帰る途中、町を彷徨い歩くマルコを見つける。マルコはお家に帰るとアパートを探して歩き続けていたのだった。「薬物依存の母親もダウン症に生まれたこともマルコのせいじゃない!」とルディは言い、マルコを養育したいと言い出す。ポールはマルコの母親から養育権を認める書類にサインをもらい、ポールとルディの関係を”いとこ”と偽り、3人で生活をはじめる。それは愛情溢れる幸せな時間だった。しかし、幸せは続かなかった・・・。

<感想> 評価 ★4
単館上映ながら「本当に泣ける映画」と評判になった作品をやっとみました <遅い

私にとっては静かに涙が溢れ、心に深く残る・・・そんな映画でした。
マイノリティーが生きづらかった時代、人を愛することを貫いた彼らの物語です。そしてこれは実話だそうです。

子どもは愛されて育つ権利がある

私はそう思っています。
それは、私が母親であること、それゆえにいろんな子ども達と出会ってきた結果、今心から思う気持ちです。
正しい愛情とは規定できるものではないし、私の子どもへの愛が正しかったのかどうかもわかりません。ただ言えるのは、私の子ども達は私が彼らを心から愛し、育ててきたことだけは感じてくれているだろうと言うこと。
そしてその気持ちを全ての子ども達が感じて育ってほしい。そうあるべきだと。

「愛」と言うものを法廷の中で議論してしまうことの虚しさ(子どもへの愛、同性同士の愛含む)。法律の中で議論し、判決をすることが裁判であるけれど、その判決が、子どもにとってベストなものとは限らないし、同性同士の愛を非難する権利が誰にあるのだろうか・・と。本当ならば「その子どもが1番笑顔でいられる場所」を保護する者として選択する裁判であるべきだし、社会的に貢献している人間を愛情の形ひとつで偏見で見て、判決を下す時代は終わりにしてほしい。
ルディとポールのマルコへのまっすぐな愛を見てより強くそう感じました。

原題は「ANY DAY NOW」です。「今すぐにでも / いつでも」と訳せると思います。
これは、ラストにルディが歌う「I Shall Be Released」の中の歌詞から付けたのだろうと思いますが、邦題反対派の私ですが、「チョコレート・ドーナツ」はマルコが大好きな食べ物。素晴らしいネーミングだと思います。

ルディを演じたアラン・カミング。カレが素晴らしくて圧倒されました。歌声も素晴らしい。心が震える歌声です。
ポールを演じたカレも、ゲイと言う自分に戸惑いながらも偽りなく生きたいと望む姿。猛勉強をし、やっと手に入れた弁護士としての地位さえも危ぶまれるカミングアウト・・・マジメなカレの揺れる、迷う、そしてルディとマルコの暮らしに愛情を見いだすと言う押さえた演技が素晴らしかったです。
マルコ、素晴らしい役者さんですね。カレが演じることでこの映画に意味が生まれたと思います。

多くに人に観てもらいたいと心から思った映画でした。



JUGEMテーマ:映画レビュー
author: nagi
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テッド

TED  *テッド*

2012年 / 米
監督:セス・マクファーレン
CAST:マーク・ウォールバーグ、ミラ・クニス、セス・マクファーレン(テッド声)

<STORY>
友だちがいないジョンは、8歳のクリスマスに、テディベアをプレゼントされる。テディベアが唯一の友だちであるジョンは、テッドとほんとうに親友になれますようにと祈る。すると、彼の願いが通じ、テディベアに魂が宿る。その日からジョンにとってテッドは唯一無二の親友になった。それから27年の月日が経ち、35歳になっても親友同時のジョンとテッド。一緒にソファでくつろいでは、マリファナをくゆらし、映画を楽しんでいる子どもっぽいジョンに恋人ロリーはあきれ気味。仕事に遅刻するなどオトナになりきれないジョンに、「自分とテッドのどちらかを選んで」と迫る
 
<感想> 評価 ★4
モコモコふわふわの愛らしいくまちゃんが、中年おっさんでエロいと言うギャップがこの映画の最大の魅力だと思います。通勤電車の中でコミックを読み、趣味はアニメとパソコンゲーム・・・なんて言うオトナが多い昨今。彼らを皮肉っているようでなかなかおもしろかったです。
映画の中には子どもの頃のヒーローアニメのスターが登場し、はしゃぎまくるジョン&テッドが出てくるけれど、それは日本のウルトラマンや仮面ライダーに喜ぶのと同じなんでしょうね。
アタマを使わず、あり得ない展開にさえも、”元々ぬいぐるみが27年も動き、しゃべり、それを受け入れてる世間という設定”を受け入れた時点で超越しているため、笑って見られます。
当然ラストもハッピーで終わるので安心して楽しんでもらえる作品だと思います。
ただし、かなりエロネタが多いし、マリファナなども出てくるのでR15は必至です。


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author: nagi
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「ダークナイト・ライジング」

THE DARKKNIGHT RISES  *ダークナイト・ライジング*

2002年 / 米
監督:クリストファー・ノーラン
CAST:クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン
     トム・ハーディ、アン・ハサウェイ、マリオン・コティヤール、
     ジョセフ・ゴードン=レヴィット、モーガン・フリーマン

<STORY>
ゴッサム・シティを襲撃したジョーカーを倒した後、トゥーフェイスことハービー・デント検事殺害の罪をかぶり、街を離れたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)。その8年後、再びゴッサム・シティに戻ってきた彼は、街の破壊をもくろむ新たな強敵ベイン(トム・ハーディ)を前に、バットマンとして対峙する……。

<感想> 評価 ★3.5 
クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト三部作」の完結編。
アメコミの映画化でしょ?程度に思っていたバットマンシリーズ。
クリストファー・ノーラン監督による「ダークナイト3部作」(「バットマン・ビギンズ」「ダークナイト」)になって一気に高尚なイメージになった気がしています。
ココでブルース・ウェインとバットマンについて私が理解している範囲でまとまると、
ブルースは少年時代にコウモリの大群に襲われたトラウマがある。その後、両親と観劇中にコウモリの姿にパニックになり、途中退場した時、強盗に両親を殺害されてしまう。ブルースは悪を憎み、両親の死に対する責任も感じている。一方、カレの住むゴッサムシティは悪で支配されており、警察までも汚職に手を染めている状況。過去のトラウマを踏まえ、自らバットマンとなり、町の悪を払拭しはじめるのだが、その行動にさえジレンマを抱えている人間味のあるブルース。
それがクリストファー・ノーラン監督が描くバットマンだと思います。
で、本作は、ゴッサムシティが、ジョーカーとハービー・デントを倒したことで平和になっているところからスタート。ゴッサムシティは平和だけれど、英雄ハービー・デントを殺したのはバットマンだと言う汚名を着せられてしまっていたのです。ブルースは、身体中ケガだらけ。愛する彼女とも死別し、廃人になっています。執事のアルフレッドは、バットマンとしてではなく、ブルース・ウェインとしての幸せを掴んで欲しいと訴えますが、ブルースは引きこもったまま。カレが動きだしたのは、ベイン(悪)が現れたことがきっかけ。病院へ行き、身体を鍛えバットマンスーツを着て、夜の街に繰り出すブルースは、正義の味方と言うより、破滅願望と暴力衝動に突き動かされた男になったよう。
悪がいるからこそカレが輝くようなこの状況・・・・ジレンマですね。
よって本作、「正義のヒーロー」と言うより、悪のベインがいるからこそ出てきたバットマンと言う感じがしました。つまり、ゴッサムシティの市民のためと言うよりも、ブルースがブルースとして生きる姿がバットマンなのかな・・・と。
映画の中にも、ひとりひとりの中にバットマンはいると言うようなセリフがありましたし、正義のヒーローを待つではなく、ひとりひとりが町を良くするため、ひとのために正義を持つことが必要と言いたかったのかな・・と。

このように書くとエラく高尚な映画のようだけど、3時間ほどの長編も飽きさせず、エンタテイメント性のある作品でしたし、「ダークナイト」でヒース・レジャーが演じた強烈なジョーカーを見ただけに、今回の悪役はどうだろう?と思ったけれど、悪役:ベインも不気味な雰囲気を醸し良かったです。

最近、見る映画、見る映画にいい役ところで出演しているマリオン・コティヤール。キレイだよねぇ〜。
ま、本作では意外な展開してくれて良かったけど(笑)
ジョセフ・ゴードン=レヴィットも最近売れてる俳優ですね。どっちかと言うとアジアンティストがあるいい俳優です。カレが演じた刑事だけど、一般市民的感覚がこの映画に良いバランスを加えていたと思います。
でも!いくつか(おかしくない?)と思った点が映画の中にありました。私の理解が浅いせいかも知れませんが・・・
ずっと正義感のある警察官として登場しているゴードン。カレは最後までブルース・ウェイン=バットマンと知らないのに、ナゼか警官のブレイク(最終刑事昇格)は知っていると言う不思議・・・・。
何となく、ブレイクが知ってたことで、ラスト、ゴードンがバットマンの正体がわかるシーンの感動が半減した気がしました。残念だな〜。

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author: nagi
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テルマエ・ロマエ

テルマエ・ロマエ

2012年 / 日本
監督:武内英樹
CAST:阿部寛、上戸彩、北村一輝、市村正親
     宍戸開、竹内力、笹野高史

telumnae.jpg<STORY>
古代ローマ、アイデアが行き詰まり失業した浴場設計技師のルシウスは、友人に誘われた公衆浴場でタイムスリップしてしまう。たどり着いた場所は、何と日本の銭湯。そこには「平たい顔族=日本人」がいて、彼は漫画家志望の真実と出会う。ルシウスは日本の風呂の文化に感銘を受け、そこで浮かんだアイデアを古代ローマに持ち帰り一躍有名になっていくが……。

<感想> 評価 ★3
前半戦はかなり笑えるが、後半は笑いもなく淡々と過ぎていく・・・・・。
この映画はコメディなのか? なんなのか?ハッキリしない。
ん〜@だから日本映画苦手なんだよ。
でも、邦画はテンポの悪さで観るのがツラくなるが、この作品はテンポは良かった。

とにかく前半は笑える。阿部寛はさすがだ!
ま、阿部寛主演と言うだけでこの作品をレンタルしたようなモンなので当然なのだけど。
前半は阿部ちゃんの裸体しか観ていないと言っても過言でないほどハダカシーンが連続する。しかし、エロくはない。すばらしいローマ人的裸体だ(笑)
お風呂を愛する国民性だと言うローマ人が同じくお風呂を愛する現代日本にタイムスリップしてお風呂文化に触れ、それをローマに持ち帰りテルマエ建築士として名をはせる設定がイケてる。

とくに恋愛話にも発展しないのに、なぜ上戸彩が出演しているのだ?話題性のためか?
原作コミックにも上戸彩演じるヒロインは存在しないと言う。
いらなかったんじゃない?

TVで放映されるようになってから観ても十分な作品でしょう。ハハハ。

author: nagi
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テトロ 過去を殺した男

TETRO  *テトロ 過去を殺した男* 

2009年 / 米、伊、スペイン、アルゼンチン合作
監督:フランシス・フォード・コッポラ
CAST:ヴィンセント・ギャロ、アルデン・エーレンライク、
    マリベル・ベルドゥ、クラウス・マリア

<STORY>
「いつか迎えに行く」と手紙を残し、音信不通になった兄アンジーを訪ねてブエノスアイレスに来たベニー。ようやく会えた兄:アンジーは名前をテトロに変え、友だちにはベニーのことを友だちと紹介した上、一緒に暮らす女性にすら、父親が著名な音楽家であることを隠していた。家族の話題を避け、過去を否定して生きる兄。不満を募らせるベニーは、作家を目指していた兄が書いた「家族の物語」をみつけ、秘密を解き明かそうとするが……。



<感想> 評価 ★ 3.5
見終わった瞬間、(これこそ「映画」ってのを観たな)と呟いてしまいました。そのぐらい映画芸術を感じる作品でした。監督、脚本はフォード・コッポラと知らなかったとしても、監督の名前を確認したと思います。個人的には映画センスを感じる作品でした。当然、大衆受けはしないだろうと思われます。内容は重いし、構成も単純でない上、映像はほぼモノクロ。過去の回想シーンもしくは、感情や情景を抽象的に描く時のみカラーで描いてありました。この抽象的な表現も受け入れられないひとにはNOだろうと思います。
一部ではコッポラの自伝的作品と言われているそうです。
コッポラらしい映画の表現として、クラッシック音楽が回想シーンで流れます。メンデルスゾーンでした。
テトロが過去を殺してしまった理由がラストにわかります。ヘヴィな内容です。
舞台がブエノスアイレスであることで映画の構成や雰囲気がどことなくスペイン映画に似ています。私がこの作品を良いと思った理由はそれもあるかも知れません。
テトロを演じたヴィンセント・ギャロ。久々に観ました。なんだかんだ言いながらカレの出ている作品、監督作品は観てしまいます。好きなんだろうと思います(ナゼか認めたくない)この作品はギャロがテトロを演じたからこそ良かったのかも知れません。目が良いです。目で演技できる俳優なんだなと改めて思いました。
弟:ベニーを演じるアルデン・エーデンライクは若いころのディカプリオを思い出させる端正な顔立ち。カレの青年ぽいストレートな行動、若々しさを感じる仕草が、過去を殺したテトロとの対比させられて尚更この作品を良くしたように思います。
とにかく映画通の方なら、高評価する作品ではないかと思います。

author: nagi
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ダーク・シャドウ

DARK SHADOWS *ダーク・シャドウ* 

2012年 / 米
監督:ティム・バートン
CAST:ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、
    ヘレナ・ボナム・カーター、エヴァ・グリーン
    クロエ・グレース・モレッツ

<STORY>
1752年、コリンズ夫妻は幼い息子バーナバスと共に新天地を求めイギリスのリバプールを出航した。アメリカに移住し水産業を始めたコリンズ家は大成功収め、城を建築、裕福に暮らしていた。青年になった息子のバーナバスはプレイボーイで使用人のアンジェリークにまで手をだしていたが当然遊び。それを知ったアンジェリークは怒りに燃え、コリンズ夫妻を呪い殺してしまう。実はアンジェリークは魔女だったのだ。そしてバーナバスには死よりも酷い運命に突き落とす。彼をヴァンパイアに変え、生き埋めにしたのだ。それから200年。バーナバスは予期せぬきっかけで掘り起こされる。バーナバスが墓から戻った世界は、劇的な変化を遂げた1972年。
すっかり変わった町に困惑しながらも、屋敷に辿り着いたバーナバスが見たのは、朽ち果て、末裔の彼らは落ちぶれていた。バーナバスは、亡父の「唯一の財産は家族だ」という言葉を胸にコリンズ家の復興を目指すのだが……。

<感想> 評価 ★3
ジョニデ+ティム・バートンのコンビ作品8作目。
「シザーハンズ」に始まって最近では「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・ワンダーランド」「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」e.t.cに続く作品です。
この作品、1960〜70年代に放映されカルト的人気を誇ったTVシリーズがベース。このシリーズの大ファンだったジョニデがバートンに依頼して制作した映画だそうです。
多くの人が知っているようにジョニデ+バートンとなると個性的なキャラクターが主人公。今回もヴァンパイアと言うだけじゃなく、200年の眠りから覚めた時代錯誤のファニーなヴァンパイアを演じています。
愛人魔女をフッてヴァンパイアにされ、200年ぶりに甦ったので時代についていけず、髪型がヘンで、ヴァンパイアのクセに、サングラスと日傘があれば太陽光もOK。そして家族を誰より愛すると言うヴァンパイア=怖いと言うキャラクターを覆す設定です。
そしてヴァンパイアのバーナバスは、現代でゆっくり眠れる居場所が見つからず、束ねたカーテンに逆さまにぶら下がってみたり、棺桶イメージで段ボールに入ってみたりとお茶目。
キャラ設定はいいのに、ナゼかハマれない作品でした。
ジョニデ+バートンの中では1番おもしろくないかも?
現代の世のコリンズ家の家庭教師としてやってくるヴィクトリアとボナム・カーター演じるホフマン博士が出演する存在意義ってほんとうに意味であったのかな?って。
エヴァ演じる魔女とバーナバスの関係も感情移入できないし中途半端な印象。
まとまりがない個性だけがやけに目立つ作品でした。
author: nagi
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ドラゴン・タトゥーの女

THE GIRL with the DRAGON TATOO
        *ドラゴン・タトゥーの女*
 

2011年 / 米
監督:デヴィッド・フィンチャー
CAST:ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ
    ロビン・ライト、クリストファー・プラマー
    スティーブン・バーコフ、ステラン・スカスガルド
    
<STORY>
それは40年前に失踪した少女の捜索依頼から始まった。
スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書いたジャーナリストのミカエルは、名誉毀損で敗訴し意気消沈していた。そんなカレの元にスウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長:ヘンリック・ヴァンゲル老人から家族史編集の依頼が舞い込む。実はヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘:ハリエット失踪事件の真相究明だった。当時、手がかりもなく、遺体すらも発見されないままコールドケースになっていたが、ヘンリックはハリエットが一族の誰かに殺害されたと思っていた。ミカエルは、過去を調べているうちに、成功の陰に隠された一族の血塗られた過去に気づいていくが手詰まりになっていた。一族の弁護士でヘンリックの親友でもあるフルーデがミカエルの助手にと雇った女は、リスペットと言う名の痩せて顔色が悪い小柄な女。肩口〜背中にかけてドラゴンのタトゥーが彫ってある異彩な風貌だった。しかし、彼女の情報収集能力と洞察力は鋭く、ハリエットの事件が連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めたのだった・・・。

<感想> 評価 ★4
見終わって、良質のサスペンスだ!と思いましたが、冒頭約30分は、観るのがしんどかったです。と言うのも、登場人物が多い上に名前がスウェーデン系のため、長くて覚えられない。しかも始まりが「財界汚職事件の裁判」のため(むずかしそう@)と思ってしまう。そして何よりも、主役のミカエルとドラゴン・タトゥーの女:リスペットがなかなか接触しない。そんな展開だったため、先が想像できず、とうとう冒頭20分でDVDを止めてあらすじを確認しました(^^;)
よって、この作品はあらすじを把握して鑑賞するのがベターです。冒頭30分を越えると、一気に映画に引き込まれます!まさしくデヴィッド・フィンチャーの世界観と極寒の北欧の町の閉塞感、静寂の中の恐怖感・・・とてもマッチしていました。

作家のラーソンは、元ジャーナリスト。ヨーロッパに潜むネオ・ナチ、白人至上主義など組織の実態を暴いていたそうで、作家になってからはそれをベースに、企業犯罪、女性に対する暴力などを描いてきたそうです。この映画のベースもこの流れです。
R15なので過激なシーンが何度かあります。それはリスペットの背景を描くのに必要だったのでしょう。なくても映画の本筋には影響がないとも言えますが、前半にリスペットの壮絶な背景を描くことで、彼女の行動の意味を奇異に感じることなく、むしろ彼女を好意的に見れたとも思います。

このレビューを書くにあたり調べたところによると、スウェーデン版と本作、描き方もリスペットの雰囲気もかなり違うようです。セクシーじゃなく少年ぽいリスペットだからこそこの作品の魅力が増した気がします。とくにラストシーン・・・なんだかこの映画の最後だけリスペットの心の奥が見えたようで少し切なくなりました。

さて、この映画のテーマ曲になっているのが、レッド・ツェッペリンの「移民の唄」です。これをカレン・Oがカバーしているのですが、この曲がこの映画の雰囲気に本当にあっていました。






author: nagi
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ドライヴ 

Drive  *ドライヴ* 

2011年 /  米    第64回カンヌ映画祭 監督賞受賞作品
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
CAST:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン
    アルバート・ブルックス、ブライアン・クラストン

<STORY>
天才的なドライビングテクニックを持つ寡黙な“ドライバー”は、昼は映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手というふたつの顔を持っていた。家族も友人もいない孤独なドライバーは、ある晩、同じアパートに暮らすアイリーンと偶然エレベーターで乗り合わせ、一目で恋に落ちる。不器用ながらも次第に距離を縮めていくふたりだったが、ある日、アイリーンの夫スタンダードが服役を終え戻ってくる。その後、本心から更生を誓う夫を見たアイリーンは、ドライバーに心を残しながらも家族を守る選択をするのだった。しかし、服役中の用心棒代として多額の借金を負ったスタンダードは、妻子の命を盾に強盗を強要されていた。そんな中、絶体絶命のスタンダードに助けを求められたドライバーは、無償で彼のアシストを引き受けるのだった。

<感想> 評価 ★4

「静」の中に突如現れる激しい衝動。凶暴さ。
ひとことで表現するならコレ。
ライアン・ゴズリング。さしてイケメンでもないけれど、役柄によって彼独特の世界観を見せてくれるので、今や私の中で信頼のおける俳優のひとりになっています。
この作品、ネットでは高評価作品でした。私も高評価です。
何よりも、”ドライバー:キッド”の設定が、土着感がなく、流れ者のようだけど、やさぐれ感がなく、スタントマンなのに、「生」を感じるような活気もない。その雰囲気に非常に惹かれ、映画の中にスッーと入っていけました。
「生」を感じない彼が、愛するひとを見つける。しかし、その愛情はちょっといびつ。それ故に、突然冷静な顔をしてキレたように衝動的な凶暴さを見せたところが、ゾクッとさせられます。ドライバーの冷たい表情が奇妙な恐怖感を感じさせ、彼により一層の興味をそそる。つまり、この作品の成功は、このドライバーの設定とライアン・ゴズリングの演技と言えるんじゃないかと思います。
後半はかなりのバイオレンスちっくな展開ですが、終始「静」です。
極上のバイオレンスを感じました。



author: nagi
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デビルズ・ダブル〜ある影武者の物語〜

THE DEVIL'S DOUBLE *デビルズ・ダブル 〜ある影武者の物語〜*

2011年 / ベルギー
監督:リー・タマホリ
CAST:ドミニク・クーパー、リュディヴィーヌ・サニエ

<STORY>
20世紀末、世界中の国家を敵にまわしたイラクの独裁者:サダム・フセイン。彼にはタブー視されていた息子がいた。”狂気の申し子”と悪名高く(ブラック・プリンス)と呼ばれた長男:ウダイ・フセイン(1964.6.18-2003.7.22)。そのウダイに顔が似ているという理由で選ばれ、家族の命と引き換えにウダイの影武者を引き受けることになった男がいた。男の名はラティフ・ヤヒア。整形手術と付け歯、徹底した所作訓練でウダイに酷似させられたラティフはウダイとして生きることを強いられ、「サダムの息子が前線にいる」と言うパフォーマンスのためにと戦火の地さえも送られた。莫大な資産と全てを思うがままにすることを許される権力、毎夜抱き替える女たち、そして理由なき血への欲求−。ウダイの飽くなき狂気に寄り添い、影武者として傍らで応え続ける日々に自身を容認できなくなったラティフだが、彼には生死を選ぶ自由さえ許されてはいなかった。逃げても執拗に追いかけてくるウダイ、ついに戦うことを決意するラティフ。悪魔と対峙することを決意した彼がどう立ち向かい、何を得、何を失うのか−。


<感想> 評価 ★3
ドミニク・クーパーの演技力がなければ映画として成立しなかったと言い切れる作品でした。
左の画像はドミニク・クーパーが演じた二役のシーンです。左がラティフ。右がウダイ。
ドミニクは、このふたりの人物を演じ分けていました。目の表現ひとつを取っても、素晴らしかったです。演じ分けは監督の意図するところでもあったようですが、同じ人物が演じているとは思えなかったです。
この作品は、ラティフ・ヤヒア氏が、湾岸戦争前後の1987年〜1991年をウダイの影武者として過ごした地獄の日々を自伝として発表、それをベースにラティフ自身も参加し、脚本・撮影されたドキュメンタリータッチの映画になっています。
映画の中で描かれているウダイの日常は狂気に満ちており、残虐シーンもいくつか描かれていましたが、ラティフ氏によると真実がもっと残虐で、映画では事実の30%しか描けなかったとインタビューで語っていました。映画を観たあとにぜひラティフ氏のインタビュー記事を読んでもらいたいです → ココ

これは過去のコトではありますが、私が20歳〜24歳の頃の話です。日本がバブルの時期を越え、崩壊したあの頃に、イラクではこんな人間がすることと思えない残虐なことが起こっていたんだって事実。鳥肌が立ちました。しかし、この作品は映画であり、ドキュメンタリーじゃありません。この作品から何がわかるのか?それは、ウダイに似ていると言うだけで自分の未来・人生を取り上げられたラティフと言う人物の事実が描かれているだけです。
そう思うと、ドミニク・クーパーの演技力がなかったら、見るに堪えない作品でしかなかったと思うのです。
独裁者の一端を見た作品でした。


 

author: nagi
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