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(映画)風に立つライオン

風に立つライオン

日本 / 2014年
監督:三池崇史
CAST:大沢たかお、石原さとみ、真木よう子
    萩原聖人、鈴木亮平、石橋蓮司

<STORY>
1987年、医師の航一郎はケニアの研究施設に派遣されることになる。アフリカでの医療奉仕活動に身を捧げたシュバイツアーに憧れ医師になった航一郎にとってまたとないチャンスだった。ケニア赴任から半年後、現地の赤十字病院からの1ヶ月の派遣要請を受け向かった航一郎は、次々に運び込まれる麻薬を打たれ戦い重傷を負った少年兵たちの姿に衝撃を受ける。航一郎はこの病院への転籍を志願し、同じ病院に派遣されてきた看護師の和歌子と力を合わせ過酷な状況下でありながら懸命に従事。傷ついた少年たちを温かく包み込む彼は、彼らの良き友、良き師となっていく。そんな中、目の前で両親を殺害され心の傷を負いながら麻薬でかき消された深刻な状態のンドゥングという少年兵が病院に担ぎ込まれる

<感想> 評価 ★3.5
ベタなお話なんですけどね?3回ほど泣いてしまいました(あははは)
年齢ですかね?まっすぐな想いとか、貫ぬく想いとか、そー言うものにどんな形であれ触れると、最近心から感動してしまいます。
人種の違うアフリカの子ども達に、真っ正面から向かいあい、心から愛情を注ぐ航一郎の笑顔・・・曇りのない心が見えるようです。この現代において、アフリカなど紛争地域があり、子どもたちがその犠牲になっている事実を、日本にいると遠い異国のことのように思うけれど、それは紛れもない事実で。平和ボケしててはアカンなぁと思うのです。

この映画が出来た経緯は、とても興味深いです。
ネット情報によると、さだまさし氏が1987年に発表した楽曲「風に立つライオン」は、アフリカ・ケニアで国際医療活動に従事した実在の日本人医師・柴田紘一郎をモデルに作られた曲で、日本に残してきた恋人に宛てた手紙を歌にのせて歌い上げている楽曲。その曲に惚れ込んだのが、俳優の大沢たかおさん。さだ氏と過去作品の映画化などで交流を深めてきたカレが、「風に立つライオン」の小説化・映画化を熱望したことから、今回のプロジェクトは始まったそうです。
なので、ネタバレにはなりますが、映画では、航一郎は行方不明になります。しかし、モデルとなった柴田氏は今も健在なので、実在の人物をベースにしてできあがったノンフィクション作品ですね。

そんな経緯から、この作品は大沢たかおの主演構想があって、さだ氏は書いたそうです。
実際、大沢たかお ありきの映画だと思います。
それは、私が大沢たかおさんが大好きと言うのもあるのですが。
私が大沢たかおが好きだと言い出して、軽く20年以上は経過してますね。それぐらいカレは私の中でずっと好きなひとです。そしてカレが演じるいろんな役どころの中で、この作品の”航一郎”は、どんぴしゃ!です。
あぁ、やっぱり大沢たかおが好き♪と再確認してしまいました。
大沢たかおが、アフリカの大地にたたずむシーンは、ほんとうにステキ。似合うんだなぁ、また。

 
JUGEMテーマ:映画レビュー
author: nagi
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(映画)鑑定士と顔のない依頼人

THE BEST OFFER (原題:La migliore offerta)
   *鑑定士と顔のない依頼人* 


2013年 / 伊
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
CAST:ジェフリー・ラッシュ、ジム・スタージェス、
シルビア・ホークス、ドナルド・サザーランド

<STORY>
天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流鑑定士にして、オークショニアのヴァージル・オールドマンは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、依頼を受け屋敷を訪れたー、しかし依頼人は嘘の口実を重ねて決して姿を現さない。ヴァージルは不信感を抱くも、屋敷の床にもしそれが本物なら歴史的発見となる、ある美術品の“一部”を見つけ、手を引けなくなる。やがて、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることを突き止めたヴァージル。決して部屋から出てこない彼女と壁ごしのやり取りを重ね、我慢できずに姿を覗き見たヴァージルは、美しいその姿にどうしようもなく惹かれていく。ところが、ある日、彼女が忽然と姿を消す─。果たして奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは?ヴァージルの鑑定眼は本物か、節穴か?謎はまだ、入口に過ぎなかった──

<感想> 評価 ★4
面白かったです。久しぶりに面白い映画を観たなと同時に虚しい気持ちも残りましたが。
私、この映画を「変わり者の一流鑑定士が、姿を現さない依頼人と出会い、心惹かれ、心を通わす作品」だと思っていました。ので、かなり楽しめました。
つまり!この作品を観たいと思う方は、上記下線のあらすじだけで観られることを超オススメします。

以後、ネタバレを含みます 危険要注意危険

130分越えの作品で、”変わり者の鑑定士が愛するひとが出来ることで変化を起こすハートフル作品”だとしたら、少々長めの映画だなぁと思っていましたが、違ったんですよ、この映画びっくりマークサスペンス映画です。
すっかり騙されました、私。しかも気持ちよ~く(笑)
映画はラスト1/4にさしかかった時、見事な大どんでん返しを食らいました♪
確かにね、ハッピーエンドで終わりそうな雰囲気なのに、なんだかそれだけじゃない?って雰囲気はあったんですよね。
ヴァージルが病気で死ぬのかな?イヤイヤ、敵が多かったヴァージルが殺されのかも?でも、1度暴漢に襲われるシーンがあったんだし、2度はないか・・・?それなら、広場恐怖症を克服したクレアが、結局はまた閉じこもってしまったとか?などと、ハッピーではないエンディングが頭の中になかったワケではなかったんだけど、まさかこんな鮮やかな展開とはねぇ~。

クレアが12年間も閉じこもってたにしちゃ~世慣れしてないかぃ?とか、修理屋のロバートがどうも怪しいんだよなぁ~とは思ってましたけどね?どこまでがグルでヴァージルをハメたんだか・・・それが気になる(笑)
映画の冒頭から丁寧にヴァージルの孤独が映像で描き出されてたんですよ。いわゆる変わり者、偏屈者、自分勝手な人間なワケです。そのヴァージルが愛を知って変わる様を観ていただけに、ラストは切なさを通り越して虚しくなりましたが・・・。
クレアが話してくれた彼女の思い出の場所、プラハのカフェ「ナイト&ディ」を訪れ食事をするヴァージルは、騙されたもいいからもう一度クレアに会いたい・・そう言う思いなんでしょうね。

良い映画に出会いました


JUGEMテーマ:映画レビュー

 
author: nagi
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(映画)ゴーン・ガール

GONE GIRL *ゴーン・ガール*

2014年 / 米
監督:ディヴィッド・フィンチャー
CAST:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス
    キャリー・クーン、キム・ディケンズ、タイラー・ベリー

<STORY>
幸せな夫婦生活を送っていたニックとエイミー。しかし、結婚5周年記念日に、エイミーが失踪。自宅のキッチンから多量の血痕が発見される。警察はアリバイが不自然なニックに疑いをかけ捜査を進めるが、メディアが事件を取り上げたことで、ニックは全米から疑いの目を向けられることになる。

<感想> 評価 ★4
予備知識なしで見ても十分楽しめます。ぜひ、観てください、きっと(久々の面白かったぁ)と思うハズです。

世間では不人気?らしいベン・アフレックだけど私は好きなんだなぁ〜@
ワンコを思わせる男の人がなんだか好きらしいです(笑)
ディヴィッド・フィンチャー監督と言うと「セブン」「ゲーム」「パニック・ルーム」e.t.c....薄暗く雨の降るイメージの映画が多いサスペンス&ミステリーを得意とするイメージ(私の)です。
本作もサスペンス作品ですが、かなりおもしろかったです。
映画は2時間半と長め、しかし時間を感じさせません。
割と早めの時点で(これがオチか?)と言う展開をしますが、そのあとその想像を覆すようなことが次々と展開され、引き込まれました。イヤ〜(ーー:)オンナである私があえて言いますが、「オンナは怖い!」です。



JUGEMテーマ:映画レビュー
author: nagi
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華麗なるギャッツビー

THE GREAT GATSBY *華麗なるギャッツビー* 

2013年 / 米
監督:バズ・ラーマン
CAST:レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、
    キャリー・マリガン、ジョエル・エドガード
   

<STORY>
1920年代。ジャズと禁酒法の時代。アメリカン・ドリームを追い求め、故郷の中西部からニューヨークへとやって来た作家志望のニック・キャラウェイは、宮殿のような豪邸で毎夜豪華絢爛なパーティーを開く謎めいた大富豪ジェイ・ギャツビーの隣に住むことになった。港を隔てた向こう岸には、いとこのデイジーとその夫で女好きのトム・ブキャナンが住む邸宅があった。そんなある日、ニックはギャツビーから彼の生い立ちを打ち明けられる。裕福な名家に生まれ、ヨーロッパで宝石や名画に囲まれた贅沢な暮らしを送った後、戦争で数々の勲章を受けて英雄となり、両親が亡くなった今は天涯孤独の身だという。だがそんな出来すぎた話に、ニックは「ギャツビーは何かを隠している」と直感する。やがて、耳を疑う噂と危険な人脈、そしてデイジーとの禁じられた恋が、少しずつギャツビーの華麗な仮面をはがしていくのだった……。

<感想> 評価 ★3.5
アメリカ文学界最高峰と評されるスコット・フィッシュジェラルドによる小説「THE GREAT GATSBY」の映画版。この小説は、過去3度も映画化されており、本作では謎の富豪ギャッツビーをディカプリオが演じてます。
小説家がタイムトラベルし、昔の小説家たちと出会う「ミッドナイト・イン・パリ」でフィッシュジェラルドがどれだけ人気の作家だった知りましたが、本作はそのフィッシュジェラルドの小説の映画化。

ネットの評判は良くない方が多いような印象。
確かに、豪華絢爛な豪邸・高価なドレス、意味のない馬鹿騒ぎのようなパーティー・・・こんなの見せられてオモシロイかぁ?と思いつつ見始めましたが、セレブ気取りのギャッツビーの仮面が剥がれてくるあたりから、おもしろくなって来ました!
で、見終わった今は、意外とおもしろかったけど?って評価。

わたくしレオさま好き。レオの演技力をかってます!映画がヒットしないと主演俳優が悪いと評価されがちだけど、この作品のレオはハマり役でしょう。
華麗な生活をしているギャッツビー。しかし、実はカレは成り上がりもので、アンダーグランドな世界で儲けた汚いお金がカレを支えており、その仕事も悪化の一途。じゃあ何のためにギャッツビーがセレブの世界へ成り上がってきたのか?その理由が愛した女性を自分のものにするためと言う執拗な偏愛。スマートでカッコイイ洗練された社会的ギャッツビーと、デイジーに執拗な愛を傾け、彼女からも愛されようとする一種の怖さをレオはしっかり演じ分けてました。だからこそ、ギャッツビーの裏の顔が見えてきたあたりから俄然おもしろくなりました。

とは言え、ナゼこの小説がアメリカの文学界最高峰と言われるのかは理解できませんが。

2時間半の作品の中で、前半30分、主役のギャッツビーが出てきません。「第1次大戦で活躍した戦争の英雄だ」とか「ドイツ兵のスパイだ」などなど散々いろんなウワサ話を聞かせたあとに、最高の笑顔でギャッツビー登場!コレがなかなかの演出だったと思うわたしです。

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author: nagi
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彼女が消えた浜辺

DARBAREYE ELLY *彼女が消えた浜辺*

2009年 / イラン
監督:アスガー・ファルハディ
CAST:ゴルシフテェ・ファラハニー、シャハブ・ホセイエ、タラネ・アリシュティ

<STORY>
テヘランからほど近いカスピ海の沿岸のリゾート地。セピデーは大学時代の友人たちに声を掛け、3日間のヴァカンスを過ごしに来る。メンバーはドイツでドイツ女性との結婚に破れたアーマド、その妹ナジーと夫マヌチュール、セピデーの友人ショーレと夫ペイマンと子供たち、セピデーの子供が通う保育園の先生エリ。セピデーはこの旅行を、エリとアーマドの出会いの場にしようと計画していた。セピデー以外のメンバーとは初対面のエリだったが、皆が彼女の美しさと聡明さに触れ、彼女を温かく迎え入れた。セピデーが予約していたヴィラは手違いで満室となっており、海辺の朽ちかけた別荘に案内される。別荘は何年も使われていなかったが、そのロケーションに誰もが夢中になり、休暇を楽しんだ。しかしエリだけはよそよそしい態度を取っていた。彼女が携帯で母親と話す態度や、着信を取らない様子に、アーマドは違和感を覚える。2日目の朝、エリは1泊の予定だったので帰りたいとセピデーに申し出る。アーマドとの関係がまだ深まっていないことに焦ったセピデーは、強引に彼女を引き止める。エリは思い詰めた様子で、海を見つめるのだった。男たちがビーチバレーに興じ、女たちが食事の支度をしていると、ショーレとペイマンの子アラーシュが海で溺れてしまう。アラーシュは助けられ、九死に一生を得るが、そのときエリが消えていることに気づく。海難救助隊が出動しても、エリの行方はわからなかった。彼女の痕跡はどこにも残っておらず、彼女の正式な名前すら誰も知らなかった。やがて明らかになる真実は、セピデーと友人たちは苦しめていく。

<感想> 評価 ★3
前回、イラン映画「別離」を観て、イランと言う国、イスラム教徒(ムスリム)の考えに興味を持った私。
本作も「別離」と同じアスガー・ファルハディ監督の作品です。

映画の本筋とは関係がないけれど、冒頭のシーンを観ると、クルマはプジョーやBMW、カスピ海のリゾート地へヴァカンスに出かけ、カバンもヴィトン・・・日本と変わらない生活レベルだと感じられます。イランは私が思っている以上に先進国なんですねー。だけど、人々はイスラム教を信仰し、女性はみんなヒジャブ(スカーフ)をしています。敬虔なムスリムなんです。
この作品の興味を引く点のひとつには、そのイスラム教があります。
結婚前の男女が付き合うことは、先進国に見えてもイランではありえず、ましてや独身女性が男性と二人きりになるような状況を作ると言うことは、結婚前提で付き合うことを安易に認めたようなことであるワケです。
この作品のエリ。彼女は独身女性なのに、強く誘われたとは言え、旅行に女性ひとりで参加してしまいます。そして、アーマドは、ドイツで暮らし、ドイツ人女性と結婚、離婚をした男性でこちらもひとりで参加。イスラムの考えから少し外れたふたりだからこそ合うのではないかとおせっかい好きのセピデーは考えてこの旅行を計画したのでしょう。
しかし、子どもの水難事故未遂をきっかけに、エリがいなくなる事件が発生。エリはどこへ行ったのか?子どもを助けるために海に入って水死した?それとも何かから逃げるために、ここを去った?
少し謎めいたエリの行動や表情を思い出して、皆が考えはじめます。それと同時にセピデーが(何かを知ってて隠している)ような雰囲気を見せるところからサスペンスタッチに変わりました。

イランと言う国。ムスリムの変わらない教え、守り続ける宗教観と、異文化の考えがせめぎ合う興味深い作品でした。

しばらくはイラン映画、続いて鑑賞しそうです。

author: nagi
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クリスマスのその夜に

HJEM TIL JUL  *クリスマスのその夜に*

2010年 / ノルウェー、ドイツ、スウェーデン
監督:ベント・ハーメル
CAST:トロン・ファウサ・アウルヴォーグ、ライダル・ソーレンセン

<STORY>
クリスマス・イヴを迎えたノルウェーの小さな町。結婚生活が破綻し、妻のトネに追い出されたパウルは、子供たちにプレゼントを手渡したい一心で、行動を起こす。
一方、パウルの友人の医師クヌートは、外国人から電話で診察の以来を受け、イヴの夜に妻を置いたまま患者の元へ向かう。依頼者は外国人夫婦で様子がヘンだったが、カレの妻は陣痛が来ており、小さな小屋で出産させることになる。このふたりには切迫した事情があったのだった。
イヴの夜、自宅に帰らずに街を歩いてた少年トマスは、学校の友だちであるクリスマスを祝わないイスラム教徒の少女ビントゥとイヴを過ごすことに。
カリンは、不倫相手クリステンとイヴを過ごしていた。愛されていると幸せのカリン。しかし、クリステンはカリンに告げるのだった。
ヨルダンは電車賃さえなく、雪の中をさまよい一台のトレーラーの前に辿り着くと、傍らに駐車してあるトラックのドアに手をかけると警報が鳴り響き、トレーラーから威勢のいい中年女性が飛び出して来るが……。
一年に一度のイヴに日。それぞれのイヴの出来事の群像劇。

<感想> 評価 ★3
ノルウェー映画。群像劇です。← 私の気持ちがワクワクする設定です

大きく分けて5つのショートストーリーで展開される群像劇ですが、それぞれのSTORYに特につながりはありません。
それぞれのStoryは状況説明がされることなく展開されていきます。しかし、会話を聞くだけでだいたいの関係性を理解することができます。1組だけ、わからない物語もありましたが、コレもラストに繋がっていました。
派手さのない淡々とした作品ですが、温かな”ひとの気持ち”を感じることができる作品です。

冒頭のシーン、この作品にはそぐわない緊迫したシーンからはじまりますが、そのシーンの状況も最後につながりグッときました。
たった85分間、しかも5つのストーリー中に、生老病死・喜怒哀楽・愛憎・戦争・宗教・栄枯盛衰が存在し、聖なる特別の日(イヴの日)の1日の出来事に意味を持たせたと言う映画作品として秀作だと思いました。
映画好きにはぜひ見てもらいたいなと思います。

 以後ネタバレ 

個人的には、コソボ紛争と言う国の紛争のせいで、故郷を捨てざる得ない夫婦が、イヴの日にノルウェーで出産することになったコト。その時出会った医師。そして女性兵士であったらしい妻の過去・・・・。いろんな過去を背負いつつ、これから赤ちゃんと3人で生きていこうとスウェーデンに向かう途中で見るオーロラの夜空に感動しました。


author: nagi
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声をかくす人

THE CONSPIRATOR *声をかくす人* 

2011年 / 米
監督:ロバート・レッドフォード
CAST:ジェームズ・マカヴォイ、ロビン・ライト、ケヴィン・クライン
     トム・ウィルキンソン、エヴァン・レイチェル・ウッド

<STORY>
リンカーン大統領暗殺の罪に問われ、アメリカ合衆国政府によって処刑された初めての女性メアリー・サラットの隠された真実を描く。
南北戦争終結直後の1865年、第16代アメリカ合衆国大統領リンカーンが暗殺される。すぐに8人の犯人グループが逮捕されるが、その中に南部出身の未亡人メアリー・サラットがいた。彼女が営む下宿屋を犯人たちのアジトとして提供したという暗殺幇助の罪だが、裁判になるとメアリーは「私は無実です」とだけ述べ、それ以外のことを話そうとしない。メアリーの担当弁護士を引き受けることになったフレデリックは、北軍出身ということもあり、最初は弁護に抵抗を感じるが、メアリーの毅然とした態度と、最初から彼女の有罪を決めつける裁判そのものに疑問を感じ、やがてメアリーは無実ではないかと思い始める…。

<感想> 評価 ★3
リンカーンに関する知識は、南北戦争、奴隷解放、暗殺程度の知識の私。
2012、2013年はナゼだかアメリカ配信の映画の多くが”リンカーン”関連。
2013年アカデミー賞では「リンカーン」で、ダニエル・ディ=ルイスが、主演男優賞を受賞。
リンカーンブームを感じつつ、ジェームズ・マカヴォイファンの私が選んだ1作がコレです。

私程度の知識でもこの作品は理解できます。
この作品は「リンカーン」をそのものを描いたものではありません。「リンカーン暗殺の真実」でもなく、ましてや南北戦争の是非でもリンカーンの功績でもありません。この作品は、北軍の大尉であり、リンカーンを支持する弁護士:エイキンが、不本意ながらも南軍支持のサラットの弁護をすることの困惑。戸惑いながらも、弁護士として事件と向き合ううちに、サラットの有罪ありきの裁判に疑問を感じはじめ、でっちあげられた証言、軍法会議への怒り、裁判の冒涜に怒りを抑えきれなくなるところにあると思います。公平でない裁判の恐ろしさを見せられ、怖ささえ感じました。

エイキンを演じたのは、ジェームズ・マカヴォイ。私はジェームズが好きです。カレの深くてやさしい瞳がエイキン役にあっていたと思います。それに加え、ロビン・ライトの押さえた演技。素晴らしかったです。母は強いの象徴。サラットの大地のような深く広い愛情に圧倒されました。
ほとんどの母親はサラットと同じ行動をするでしょう。私も間違いなくそうすると言い切れます。
母親は強く広いものだと実感しました。

ネタバレではありますが、エイキンの努力もむなしくサラットは死刑となります。
最後の瞬間まで”凜”としているサラットの強さと虚しさをにじませながらそれを見守るエイキンの表情が印象的な作品でした。

最後に、いつも邦題に文句をつけてしますが、原題「The Conspirator(共謀者)」の方が、作品の内容を言い当てていると思います。
「声をかくす人」ってどう言う意味でつけたんでしょ?ん〜・・・私には不評です。
author: nagi
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クロエ

CHLOE *クロエ*

2009年 / カナダ、仏、米
監督:アトム・エゴヤン
CAST:アマンダ・セイフライド、ジュリアン・ムーア、
    リーアム・ニーソン

<STORY>
産婦人科医キャサリンと、大学教授のデビッドは長年連れ添った夫婦。息子と3人で平穏に暮らしているが、夫の携帯電話に女性の写真をみつけたことから、キャサリンは夫の浮気を疑い始め、精神状態が不安定になる。偶然出会った美しい娼婦のクロエに、夫を誘惑させ、その模様を詳細に報告するよう頼むが、そのことは、キャサリンを後戻りできない危険な世界へと導いていくのだった…。

<感想> 評価 ★3
ふむ・・・・。
メイン俳優陣が素晴らしいからこそあり得た作品じゃないだろうか。
ジュリアン・ムーア演じるキャサリンが、夫に自分の感情を伝えるシーン。50歳前後の女性が持つ大半の感情が凝縮されているようだった。あのシーンがあってこそ深みが出たんじゃないかな。
娼婦:クロエに夫を誘惑するように頼み、報告を受けては嫉妬に苛まれることなどMでない私にはあり得ない話であり、理解を越える設定ではあったけれど、それなりの見れたのは、やはりジュリアンの演技力だと思う。
R15。官能シーン若干あります(笑)

以下、若干のネタバレあり

あらすじで語るほど単純な内容でないことは見ているうちにわかった。では、アマンダ演じるクロエの本当の目的は何なのか?・・・最初からキャサリンだったワケだ。
キャサリンもクロエに何か惹かれるものを感じたからふたりは近づき、出会い、秘密の共有をする。しかし、キャサリンはレズではない。クロエとの一夜もデイビッドに対する激しい嫉妬の裏返しでしかなく、クロエとの関係の継続などはありえないこと。しかし、クロエは最初からキャサリンと特別な関係になりたかったワケだ。恋愛関係の継続を望むクロエ。キャサリンにとっては心の迷いのときで出会ったただの相手。違う意味で切ない恋愛映画と言えるのだろう。ま、形がストーカーチックだが。


author: nagi
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きみがくれた未来

CHARLIR ST. CLOUD  *きみがくれた未来* 

2010年 / 米
監督:バー・スティアーズ
CAST:ザック・エフロン、アマンダ・クルー
    キム・ベイシンガー、レイ・レオッタ
    チャーリー・ターハン

<STORY>
高校生のチャーリーはヨットの才能に恵まれ、奨学金を得て名門大学への進学を控えていた。だが卒業式の夜、彼は車で事故を起こし、同乗する11歳の弟サムを死なせてしまう。自責の念に苦しむチャーリー。その夕暮れ、兄弟で野球の練習をしていた場所に亡霊となったサムが現れる。チャーリーは亡霊のサムに毎夕この場所でキャッチボールをする約束をするのだった。5年後、チャーリーは進学もヨットも諦め、墓地の管理人となってサムとの約束を守り続けていた。そんなある日、高校の同級生でヨットレースのライバルだったテスと再会。これをきっかけに自らの人生を見つめ直すチャーリーに、やがて選択の時が訪れる…。

<感想> 評価 ★3
ザック・エフロンが好きなので選んだ1作です。
あらすじを知らなくても楽しめます。
Storyに斬新さはなく、多少ムリヤリ感、先読め感が漂いますが、深く心傷つき、生きる目標(未来)を失くしてしまったチャーリーが、現実に愛するひとを見つけることで再生して行く様子は丁寧に描かれおり、それをザック・エフロンが好演していました。
好感の持てる作品です。
レイ・リオッタ演じる救命士が、チャーリーの人生のポイントで何度か登場します。救命士として、ひとの命を助けてきたカレが、自分の人生の終わりを前に、サムを亡くした以降、生気を失ったチャーリーに「きみは死にかけていた。心臓が動き出し、生き返ったことには意味がある。意味のある人生にしてくれ」と言うシーンが心に残りました。
私は海にあまり縁がありません。ヨットも興味がなかったし、乗ったこともないけれど、映画に出てくるヨットで海を走る(って表現いいのかな?)シーンを観て、とてもヨットに乗りたくなってしまいました。ヨットレース、いいなぁ。生まれ変わったら、この競技をやってみたいかも〜。
高校生あたりに観て欲しい作品です。


author: nagi
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クロッシング(米)

BROOKLYN'S FINEST   +  CROSSING:クロッシング +
2008年 / 米
監督:アントワーン・フークア
CAST:リチャード・ギア、イーサン・ホーク
    ドン・チードル、ウェズリー・スナイプス

crossing.jpg<STORY>
NY:ブルックリン。最も低所得者層が多く犯罪多発地域:ブラウンズビルの分署に所属する警官3人。
この地で20年以上勤め、1週間後に定年を迎える刑事エディ。危険を避けて生きてきた自分が失った警官としての正義に思いをはせ、虚無感に苛まれている。病弱な妻と5人の子どもを抱える麻薬捜査官のサル。新居購入資金の工面に奔走し、悪の道へ進もうとしている。そして潜入捜査官タンゴ。危険な任務に就いていながらも、警察組織における自分の存在の軽さに嫌気がさしていた。そして、命がけで自分を守ろうとさえする潜入先のギャングたちを裏切ることを悩み始める。決して交わるはずのなかった3人の刑事たち。ある日起きた警官による強盗殺人事件をきっかけにそれぞれの“正義”が思わぬ形で交錯する・・・。

<感想> 評価 ★4
イーサン・ホークファンなので選んだ1作でしたが、想像以上に心に引っかかりを残し、観て良かったと思った作品です。
冒頭、夜にクルマの中で男ふたりが「より善か、より悪か」についてイマイチ理解しにくい話をしています・・・と、このあとに衝撃的なシーンが・・・。
ここから映画がはじまります。
「より善か、より悪か」この言葉にこの映画の主旨が凝縮されているように見終わった今は思うワケです。
とにかく終始この作品、ヒリヒリするような緊張感と、息苦しさとむなしさが充満していました。
よくあるポリス映画とは全く違います。正義感に燃える警官が英雄的活躍なんてしません。映画と言うよりドキュメンタリーじゃないかと思うほどリアルを感じます。誠実に働いても暮らしが楽にならないワーキングプアな警官や、警官と言う職業に誇りを持って生きようとしても現実がまったく違ったことで人生を諦めた警官。そして、警察組織の任命を忠実に守ったことによって私生活を失い、自分をも見失いかけている潜入捜査官。この3人は同じ職業でありながら交わることなく今日まで来たけれど、1つの事件をきっかけにラスト10分で交錯します。この部分を取って邦題は「クロッシング」としたのだろうけれど、原題の「BROOKLYN'S FINEST」(ブルックリンの警察官)の方が的を得ていると思います。
どれも善であり、どれも悪・・・生きるためにもがけばもがくほどに良い方向に進まない虚しさ。
あのリチャード・ギアが覇気のない情けない中年男を好演。最近すっかり落ちぶれた男役をさせたら板についてきたイーサンはいい味を出していたしドン・チードルの苦悩する目の演技は絶品です。
ぜひみてください。





author: nagi
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引越し、新しく作り直しました。
まだ工事中ですが、見切り発車します
よろしくお願いします


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